| はじめに： 今回のスキー行は、四角い赤囲いをした範囲だ。 赤丸の箇所は、前回(2014.06.30)、ハイキングした場所だ。
● ピレーネスキーは、スキー企画として取り上げるスキー場ではない様な気がする。晴天率が「一か八か」は、宝くじの世界。この様な地域を選択して企画した事は、海外スキーのイメージを悪化させる。 始めて参加する人や、久しぶりに参加する人の落胆は、大きいし、仲間を海外スキーに誘いづらくなってしまった。 6日滑走日中、2日間は、スキー場閉鎖、3日間は、雨、雪、視界不良で、全身ドボドボで疲労困憊。 つまり、満足に晴れたのは、1日だけであった。その貴重な晴れの日は、長いリフト待ちの行列と一部リフトの運行のみであって、滑る時間が無くなっていった。 ニュージのMt.HUTTスキー場も、強風でスキー場が2日閉鎖され、晴天率は3/5であったが、スキー場のインパクトはあった。 両者の違いは、スキー場の「ホスピタリテイー」と「雪質」の有無かもしれない。 つまり、ピレーネのスキー場は憩いの場的雰囲気がなく、スキーヤーが快適に過ごせる環境を整えていないのだ。 屋外のテーブルと椅子は、屋根からの落ちる水滴で濡れていて不快感を与えた。 屋内では、濡れた手袋や衣類を乾かせる場所がなく、トイレは男女共同で使用し、女性は中腰で利用せざるを得ない状態であった。 5，6年前のコルチナダンペッツイオのロッジに似ていた（現在は、改良されているが、、、）。 、 ●曇り、雪､雨で視界不良の最悪の天気が続き、ホアイトアウトする人や、高熱で具合を悪くする人がでた。最悪の冬山登山のようであった。 スキーで滑る楽しみは、残念ながらく得ることが出来なかったが、晴天でありさえすれば、最高の山岳スキーを楽しむことが出来るだろう事は、推測できる。 ●スキー場は、広くて、つかみ所がない。シンボルとなる山や場所がないため、印象に残らないスキー場だ。 もっとも、今回は、視界不良の中ばかりを滑っていたので、何も見えなかった事もあるが。。。。 |
●ホテルは、オーナー始め、全スタッフ共に感じが良かった。また、食事や室内の生活環境は、非常に良かった。 ◆ガイドは、悪天候の中、参加者に対して、最大の努力とサービスを探し出して提供をしてくれた。難しい選択を良く乗り越えたものと､感心すると共に、感謝している。 ◆男性のガイドは、アオスタスキーでの事故対応が悪かったので、避けてきた。 今回、最初に顔を合わしたときには、不快に思った。 しかし、時間の経過と共に、不快感は少なくなってきた。今回は、人間的に少し、成長したようで、テキパキと行動をしていた。 ◆ピレーネスキー場は、広々としていて、良いスキー場だと思うが、天候が不安定で、湿り雪と雨が問題である。 したがって、始めて、海外スキーにトライする人は、ピレーネを避けた方がいいと思う。 ◆トｳルーズ空港で出会った若いスキヤーは、毎年、日本へスキーに来ていると云っていた。 何故かと不思議に思っていたが、ピレーネスキーを体験することによって、その意味が理解できた。 天候不順。湿った雪。小雨。人、人、人で混雑する。 ホスピタリテイーの欠如。等々 ◆ピレーネスキーの良い点 ①スキー場と云うより山岳スキーの様相を呈している。 何処でも自由に、何処までも滑っていくことが出来る。 ②深雪（オフピステ）とゲレンデ（ピステ）の両方を滑る事が出来る。 ③リフト料金は、大人、シニア（65歳～74歳）、シニア（75歳以上）に分けられており、75歳以上は無料となっている。 ④宿泊したメルキュールは、スキー場へのアクセスが便利で、宿泊環境はよかった。 ◆お節介な提案 ①天候が悪くて、リフトが動かず、視界不良日は、周辺の観光地を案内するのも良いかもしれない（ルルド、トールーズ、カルカソンヌ等々）。 ②天候不良保険があっても良いかもしれない。 スキーに行って満足にスキーが出来なかったが、一体験としては、充分に価値があった。と云わないと、自分を納得させられない気がする今回のスキー行であった。 |
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| ピレネー山脈スキー（サンラリースラン／バケイラ） 2015.02.21～03.01 | |||
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